4月23日は、カタルーニャ地方でお祝いされる「サン・ジョルディの日」。これは本と愛に捧げる一日で、春の街中が本とバラの花でいっぱいになります。
サン・ジョルディの伝説
サン・ジョルディはカタルーニャの守護聖人で、1096年から貴族や騎士を守っていました。伝説によると、モンブランク(タラゴナ)という小さな町で、ドラゴンが生贄として少女を渡さなければ町を攻撃すると住民を脅していました。その生贄となる少女を決めるために毎年抽選が行われ、ある年には、町のお姫さまが犠牲になることに。そのドラゴンが眠っている洞穴の前にお姫さまを置いたその時、サン・ジョルディが光り輝く鎧と長い剣を携え、白馬に乗って現れました。激しい戦いの末、サン・ジョルディがドラゴンを殺し、地面に流れ落ちた血からは瞬く間にバラの花が咲いたのです。その一番目のバラの花を、サン・ジョルディがお姫さまに贈ったと言い伝えられています。
小さい頃に私が学校で描いた絵 🙂
世界本の日
偶然にも、1616年4月23日に、ヨーロッパが誇る偉大な作家のミゲル・デ・セルバンテスとウィリアム・シェークスピアが亡くなりました。
20世紀の初頭、ある作家がカタルーニャで読書を推進するために「本のお祭り」をこの日に行おうと提案しました。そして1995年、ユネスコが4月23日を「世界の本の日」することをと宣言。この日は、カタルーニャの街にあるすべての本屋が屋外で市場を開くように道で本を売り、作家たちも自身の作品にサインをします。
“Libros en las Ramblas” por Alfred Comín. Extraída de Wikipedia, con licencia CC BY-SA 2.5
伝統
恋人の間では、サン・ジョルディの日に男性が女性にバラの花(愛の象徴)を、女性が男性に本を贈るのが伝統的です。しかし現在はこの伝統が変化し、毎年4月23日なると、みんながバラの花や本を買い、恋人に限らず家族や親しい人、また同僚にも贈るようになりました。
おすすめ:
- サン・ジョルディの日はぜひ、本とバラの花でいっぱいになるランブラス通りとパセオ・デ・グラシアを散歩してみてください。
- また、バルセロナから115kmの場所にあるモンブランクの町を訪れるのもおすすめです。ここでは、中世の歴史を感じさせるサン・ジョルディのお祭りが9日間にわたって開催され、たくさんの見世物やアクティビティ、コンサート、中世の市場などが開かれます。(事前に宿泊施設とお祭りのチケットを予約しておきましょう)。

サン・ジョルディの日の料理
サン・ジョルディ週間に食べられる特別な料理は、主に2つあります。
- まずは、小麦とくるみで作られたサン・ジョルディのパン。チーズとソブラサーダ(パプリカで味付けした豚肉)を加えることで、カタルーニャの州旗「サニェーラ」の色を表しています。サン・ジョルディの週の間、パン屋さんやケーキ屋さんで買うことができます。
- もうひとつは、8世紀前から作られているサン・ジョルディのケーキ。これは、薄いスポンジケーキ、アーモンド、チョコレートでできた甘いお菓子です。焼き目を付けた卵のクリームで覆われており、カタルーニャを象徴する本、バラ、州旗などのデコレーションが施されています。

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